シェアードサービスのアルゴリズム

シェアードサービスの基本一般的に指揮命令系統は上司から部下へ発動し、時系列にスタッフが業務に動きます、この時系列の楯列が"組織"を作り事業活動を支えます。この反対に、同軸時間を90度直角に切り取った"横列"の業務となりますが、多くの日本企業は、この横列の業務は別々のスタッフが自身の領域をもって業務を行っているのが通例です。この時系列の業務を役割という横割りで分割し、非生産業務の効率を上げるのが、シェアードサービスの基本です。
楯列の業務割とは時間系列で業務を行うと、連鎖していることからどうしてもタイムロスも生じ効率も悪くなりがちです。提出する精算請求が担当者に請求されるまで経理の処理が止まってしまったり、経理から振替伝票処理が回らずに会計入力が止まってしまったり、様々な光景がビジネスの現場で発生します。一般的に中間管理職は経営から予算のノルマが次々と降りかかり、納期や締め切りを管理するためにメンバーの一人一人に細心の注意が必要です。
横列の業務割とは横列の業務は時間軸に対し複数の部門や会社から、水平に業務を切り取りグループ全体の業務だけを切り取ります。組み立てのブロックのように1個づつブロックを作り、出来上がった時点で、工場のラインのように別の専門家が組み立てるイメージです。一般的には上記の楯列のメンバーとして専任し、小さな企業であれば、一人の担当者が電話番から事務や経理、財務、とあらゆる業務を処理してることと思います。
シェアードサービスの構築
導入のメリット海外のグローバル企業体の多くは、この横列に切り取った業務を人件費の安い国を探し、そこで人件費を浮かすのは基本的な作業で、情報の移動する料金が破格値となった今、企業の精算業務や会計処理を家賃や人件費の高いエリアで発注する企業は減少することも予想されます。就労性の集約化が促進されることで最大の効果は時間ロスに対するリスクヘッジの機能があるということです。時間軸での業務処理ラインは引継ぎがなければ完全に業務が止まります。一番遅い人の基準に業務を実施する必要が生じます。されど、横割りのシェアードサービスであれば、引き受ける業務のラインが一本ではありません。さらに業務を社内外注化することでラインの適格性も磨かれ、業務の事故やトラブルも減り、労働生産性が高まることに期待が持てます。
シェアードサービスの環境負荷(E)このサービスはよりローカルなエリアで非生産業務を拡大させ、都市部での一極集中化を防ぐ結果、人の移動を減らし、移動手段たるエネルギーの消費を減らす効果に可能性があり、在宅ワークの柱となり、国内の過疎地での就労対策や5G通信網の拡大とともに都市部で非生産業務を行う企業が増えることで、国内の地方から労働生産性が上昇した後、個人の所得も上昇することに期待が持てます。
シェアードサービスの社会性(S)現在、国際投資の世界から始まったESG投資という言葉ありますが、企業の統治をベースとした環境や社会性への適合性が求められています。当社が開発し提唱するスモール企業向けのシェアードサービスでは、国際的な外注網を構築するような大掛かりなものではなく、非生産部門の就労者の労働時間を極限まで短縮させるのがその特徴です。
シェアードサービスの統治性(G)非生産部門の全ての業務を労働時間でブロック化することで非生産部門のコストを導くことが可能です。この横割りのブロック化は一般的に企業が実施する予算管理と連動化し、メーカなどが実施する製造原価方式を廃止し、営業も同様のブロック化を図り、同様の集約化を確立することで、予算の管理が自然と出来上がります。結果、このシェアードサービスの導入効果として、予算や人事の評価が根本から可視化が進みます。
追記:このシェアードサービスは国外の大手企業が導入するサービスですが、当社ではこのサービスを複数のスモール企業で構築し、独自のシェアードサービスモデルを確立いたしました。尚、拡張システムとしてトレーサビリティ特許を活用したAPI連携のシステムも同時に開発しております。
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